英語の勉強をやり直したい... 何から勉強したらいいの?
こんな悩みを抱える方に向けた記事です。
私も社会人になって基礎から英語の勉強をやり直した経験があり、最初はやり方が定まらず、無駄な勉強もしていました。
今回はズバリ、まずは英単語と英文法をやりましょう!と伝えたいです。
効果的な順番、具体的な勉強法について解説します。
というわけで、
今回は、「社会人の学び直し英語 英単語と英文法から始めることの重要性」についてご紹介します。
【結論】英語の勉強は英単語から!
最初に結論から申しますと、英語の勉強は英単語から始めるべきです。
英単語から勉強するメリットは、
- 英文法の勉強が楽になる
- 英単語の方がとっかかりやすい(続けやすい)
- 英単語がわかれば、英文の推測読み・聞きがしやすい
英文法の勉強が楽になる
英文法の勉強をするには、英文を読む必要があるので、英単語を知らないといけません。
基本的に英文法の解説書では、簡易な英単語を使って例文が作られていますが、文法のレベルが上がるにつれて、少しずつ難しい単語も出てきます。
そのたびに英単語を辞書で調べていたら、英文法の勉強がスムーズに進められず、嫌になってしまいます。
なので、まずは最初に基礎的な英単語を覚えて、勉強を進めるほうが効率的です。
英単語の方がとっかかりやすい
英語学習は数日で完了するものではありません。ある程度長い目で見て、長期的に英語学習をして英語に慣れていく時間が必要です。
そのため、最初から難しい文法や、慣れない英語をたくさん読む・聞くことから始めると挫折しやすいです。
まずは、英単語を覚えることから始めるほうが気軽に始められて、継続しやすいと思います。
暗記は苦手なんだよなあ...
と思う人もいると思います。
しかし、英文法のほうが覚えることは多く、かつ複雑で、この文法を理解していないと、先に進めないといったような、知識の積み重ねが必要な側面もあります。
その点、英単語の学習は、比較的とっつきやすく、最初に始めるには向いていると思います。
まずは、1日数単語覚える、とりあえず単語帳を眺める、など自分が苦にならないところから始めて、習慣化することを目標に始めてみましょう。
英単語がわかれば、英文の推測読み・聞きがしやすい
こちらは、TOEICや英検など、英語試験までの時間があまりない人向けです。
細かい英文法がわからなくても、英単語の意味がわかれば、
だいたいこんなことが書いてあるんだろうな
と部分的に理解することができます。
もちろん、きちんと英語を読んだり、聞いたりできるようになりたい人にとっては不十分かもしれませんが、
英検やTOEICのスコアを必要とする場合、「語彙力がある」だけで点数が取れることもあるため、初めにやっておくと役立つ勉強だと思います。
もちろん、本質的に英語力を上げたい場合は、英単語だけやって英語試験に臨むのはよくないですが、まずは英語で書いてあることがなんとなくわかるという成功体験を実感するのも大事なことだと思います。
まずは勉強を続けられる気持ちを作るのが大切だね。
学び直しにおすすめの英単語帳
高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800 四訂版 練習ノート [ 旺文社 ] 価格:1210円 |
英語力に自信がない、中学英語から怪しい、という人にはこの「でる順ターゲット 中学英単語1800」がおすすめです。
基本的な単語に加え、例文も記載されており、0から学び直しをするにはうってつけの単語帳です。
中学英語くらいならできるから、もう少しレベルを上げたい
という人は、
価格:1320円 |
こちらの「DUO」という英単語帳がおすすめです。
この単語帳のすごいところは、例文ひとつで複数の重要単語・重要熟語を覚えられる点です。
例えば、この例文で
Medical breakthroughs have brought about great benefits for humanity as a whole.
医学の飛躍的発展は人類全体に多大な恩恵をもたらしてきた。
重要単語4語(medical / breakthrough / benefit / humanity )
重要熟語2語(bring about... / ... as a whole)
がマスターできます。
私もTOEIC500~600点くらいのときは、「DUO」を使用して、英単語力を鍛えました。
英文法の勉強のやり方
英単語帳で基礎的な語彙力を身に付けたら、英文法の勉強に進みましょう。
英文法の勉強で大切なことは、「問題を解く」ことです。
英文法の参考書を読んで理解しないと、問題解けないのでは?
と思うかもしれませんが、最初は解けなくていいんです。
まずは問題集を解いてみて、できるところとできないところを明確にすることで、どこを重点的に学習すればいいかわかります。
そのため、英文法の勉強には、「参考書 + 問題集」の2冊を用意することをおすすめします。
英文法のおすすめ参考書
価格:1870円 |
おすすめの参考書「Evergreen」という本です。
「なぜ」このときは現在形なのか?といった基本的な概念をわかりやすく解説してくれています。
あやふやな文法に知識をわかりやすく解説してくれていることで、文法の理解が深まり、記憶に定着しやすくなります。
私は学生の時、「Forest」という参考書を使っていましたが、その最新版が「Evergreen」です。
文法の時制のイメージや、概念的な部分を視覚的にわかりやすいように図やイラストで解説されていて、読みやすかったです。
英文法のおすすめ問題集
ある程度英文法ができたら、問題集で英文に慣れましょう。
スクランブル英文法・語法 4th Edition [ 中尾 孝司 ] 価格:1485円 |
Next Stage[ネクステージ]英文法・語法問題 4th edition [ 瓜生 豊 ] 価格:1628円 |
問題集はこの2冊がおすすめです。
どちらの問題集も、左ページに問題、右ページに解説の、学習しやすい見開き完結のレイアウトとなっており、問題を解いたらすぐに解説を確認できるので、スムーズに勉強ができます。
2冊とも買う必要はないと思いますが、個人的には「スクランブル英文法」のほうが、好みでした。
「ネクステージ」のほうが、やや初心者向けな感じがしたので、基礎から学び直したい人には「ネクステージ」をおすすめします。
英文法の問題集の進め方としては、
- まずは自力で解く
- 答え合わせをする
- 「解答の根拠が説明できない問題」の解説をしっかり読む
- 全問題を解きなおす
特に大事なのは、「解答の根拠が説明できない問題」のあつかいについてです。
問題を解くときは、なんとなくこの選択肢を選んだとか、よくわからないけどなぜか正解してたとか、あると思います。
それらの問題を、解説を読んで、わからなければ参考書を読んで、問題の正解の根拠を説明できる状態にすることで、英文法の理解度が格段に上がります。
問題の正解の根拠を説明できる状態でもう一度問題集を解きなおしてみてください。解けたときの自信が今までとは違うはずです。
また、英文法をしっかり理解しておくと、TOEICなどでも自信をもって文法問題に解答できるので、ほかの長文読解の問題などに時間を充てることができ、英語試験のテクニックとしても有効です。
【まとめ】英単語と英文法の勉強法
今回は、英単語と英文法の勉強の仕方についてご紹介しました。
おおまかな学習の流れとしては、
- 英単語を覚える
- 英文法の問題集を解く
- 英文法の参考書を読んで、説明できるようにする
- 演習を繰り返す
となります。
皆さんの英語学習のお役に立てれば幸いです。
効果的な英語学習を一緒に続けていきましょう!