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【新社会人必見】ビジネスでよく使う英語の略語まとめ

ビジネスの現場では、メールやチャットで英語の略語を使う場面が多くあります。

日本語でもSNSやメール等で略語を使うことがあるかと思います。

日本語で略語を使う場合、友達同士のやりとりなど、カジュアルなシーンで使うことが多い略語ですが、英語ではビジネスシーンでも使われることがあります。

特に国際的なビジネス環境では、略語を理解していないと会話や書類の内容を正しく把握できず、意思疎通に支障をきたすことがあります。

いりこ
いりこ

メールで「FYI」と添付ファイルのみ送られてきたときは、「なんだこれ」と思った記憶があります...

ビジネスシーンで英語の略語を知っておく必要性

以下の理由から、ビジネスパーソンにとって英語の略語を知っておくことは重要です。

コミュニケーションの効率化

ビジネスではスピーディーな意思決定や情報共有が求められます。略語を理解することで、会話やメールのやり取りをスムーズに進めることができます。
例:

  • 「KPIを達成するために、今月のOPEXを抑えよう。」
    (=重要業績指標を達成するために、今月の運用コストを抑えよう。)
  • 「この案件のROIはどれくらい?」
    (=この案件の投資利益率はどれくらい?)

ビジネス文書の理解と作成

契約書、財務報告書、社内資料などには略語が多用されます。特に外資系企業やグローバルビジネスでは、略語を知らないと文書の内容を正しく理解できない可能性があります。
例:

  • P/L (Profit and Loss Statement) = 損益計算書
  • BOM (Bill of Materials) = 部品表
  • SOP (Standard Operating Procedure) = 標準作業手順書

会議やプレゼンでの理解度向上

英語の略語が多用されるミーティングやプレゼンテーションで、意味が分からないと話についていけなくなることがあります。事前に略語を学んでおくことで、議論をスムーズに理解し、適切に発言できます。
例:

  • 「今後のOKRを設定し、来月のKPIを見直しましょう。」
    (=今後の目標と主要成果を設定し、来月の重要業績指標を見直しましょう。)

業界の専門知識としての必須スキル

特定の業界では、専門用語として略語が定着しています。業界知識として略語を理解することで、専門性の高い会話や文書にも対応できるようになります。
例:

  • 製造業: MES (Manufacturing Execution System), JIT (Just In Time)
  • IT業界: API (Application Programming Interface), SaaS (Software as a Service)
  • マーケティング: SEO (Search Engine Optimization), CRM (Customer Relationship Management)

【ジャンル別】ビジネス用語の略語まとめ

ジャンル別にビジネス用語をまとめてみました。

ご自身がビジネス上で関わるジャンルの略語だけでもチェックしてみてください。

経営・管理関連

CEO (Chief Executive Officer)
最高経営責任者のこと。会社の全体戦略を決定し、最終的な意思決定を行うトップの役職。

CFO (Chief Financial Officer)
最高財務責任者。会社の財務戦略や資金管理を統括し、利益やコストの管理を担当する。

COO (Chief Operating Officer)
最高執行責任者。CEOの方針に基づき、会社の業務運営を実行する責任を負う。

CTO (Chief Technology Officer)
最高技術責任者。技術革新や研究開発を統括し、会社の技術戦略を決定する。

CIO (Chief Information Officer)
最高情報責任者。ITシステムやデータ戦略を管理し、会社のデジタル戦略を統括する。

HRM (Human Resource Management)
人事管理のこと。社員の採用、教育、評価、労務管理などを行う。

KPI (Key Performance Indicator)
重要業績指標。企業や個人の業務成果を評価するための具体的な数値目標。

OKR (Objectives and Key Results)
目標と主要成果。企業やチームの目標と、それを達成するための指標を設定する手法。

BPR (Business Process Reengineering)
業務プロセス改革。企業の業務プロセスを抜本的に見直し、効率化する手法。

CSR (Corporate Social Responsibility)
企業の社会的責任。環境問題や社会貢献活動など、企業が果たすべき社会的責任のこと。

財務・会計関連

ROI (Return on Investment)
投資利益率。投資した資金に対してどれだけの利益を得られたかを示す指標。

ROE (Return on Equity)
株主資本利益率。企業の収益性を測る指標で、株主が投資した資本に対する利益の割合を示す。

EPS (Earnings Per Share)
一株当たり利益。企業が生み出した利益を発行株式数で割った数値。投資家にとって重要な指標。

EBT (Earnings Before Tax)
税引前利益。税金を差し引く前の企業の純利益を指す。

EBIT (Earnings Before Interest and Taxes)
利払い・税引前利益。営業利益から利息や税金を除いた利益を示す。

EBITDA (Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation, and Amortization)
利払い・税引・減価償却前利益。企業の本業の収益力を測る指標。

P/L (Profit and Loss Statement)
損益計算書。企業の収益や費用、利益を示す財務報告書の一つ。

B/S (Balance Sheet)
貸借対照表。企業の資産、負債、資本のバランスを示す財務報告書。

C/F (Cash Flow)
キャッシュフロー。企業のお金の流れを示し、資金繰りの状態を表す。

OPEX (Operating Expenses)
営業経費。企業が日々の業務を運営するためにかかる費用。

CAPEX (Capital Expenditure)
設備投資。企業が長期的な成長のために支出する投資。

マーケティング・営業関連

USP (Unique Selling Proposition)
独自の売り。競合との差別化ポイントとなる製品やサービスの強み。

CRM (Customer Relationship Management)
顧客関係管理。顧客情報を管理し、リピーター獲得や営業活動を最適化する手法。

SEO (Search Engine Optimization)
検索エンジン最適化。Googleなどの検索エンジンで上位表示されるようにサイトを最適化する手法。

SEM (Search Engine Marketing)
検索エンジンマーケティング。検索エンジン広告やSEOを活用したマーケティング戦略。

CPC (Cost Per Click)
クリック単価。インターネット広告で1回のクリックにかかるコスト。

CPM (Cost Per Mille)
1000回表示あたりの広告費。広告が1000回表示されるごとに発生する費用。

CTR (Click Through Rate)
クリック率。広告やリンクが表示された回数のうち、クリックされた割合。

LTV (Lifetime Value)
顧客生涯価値。1人の顧客が企業にもたらす生涯の収益。

CTA (Call To Action)
行動喚起。ユーザーに特定の行動(購入・問い合わせなど)を促すマーケティング手法。

IT・テクノロジー関連

API (Application Programming Interface)
アプリケーション間の連携を可能にする仕組み。

SDK (Software Development Kit)
開発者向けツールキット。ソフトウェア開発に必要なツールのセット。

GUI (Graphical User Interface)
グラフィカルなユーザーインターフェース。アイコンやボタンで操作するUI。

ERP (Enterprise Resource Planning)
企業資源計画。業務全体を統合的に管理するシステム。

SaaS (Software as a Service)
クラウド経由で提供されるソフトウェアサービス。例:Google Drive、Dropbox。

VPN (Virtual Private Network)
仮想プライベートネットワーク。安全なリモートアクセスを提供する技術。

生産管理・品質管理関連

BOM (Bill of Materials)
部品表。製品を製造するために必要な部品や材料の一覧を示すリスト。

MRP (Material Requirements Planning)
資材所要量計画。生産計画に基づいて、必要な材料の調達量とタイミングを計算する手法。

ERP (Enterprise Resource Planning)
企業資源計画。製造業において、生産、在庫、財務、人事などの業務を統合的に管理するシステム。

JIT (Just In Time)
ジャストインタイム生産方式。必要なものを、必要なときに、必要な量だけ生産することで在庫を最小化する手法。

TPS (Toyota Production System)
トヨタ生産方式。無駄を排除し、効率的な生産を行うための管理手法。

TQM (Total Quality Management)
総合的品質管理。企業全体で品質向上を目指す管理手法。

PDCA (Plan-Do-Check-Act)
計画・実行・評価・改善のサイクルを回して継続的に業務を改善する手法。

5S (Sort, Set in order, Shine, Standardize, Sustain)
整理・整頓・清掃・清潔・躾の5つの原則に基づく職場管理手法。

製造・工程管理関連

OEE (Overall Equipment Effectiveness)
設備総合効率。生産設備の稼働率、性能、品質を総合的に評価する指標。

TPM (Total Productive Maintenance)
全員参加の生産保全。生産設備の稼働率向上を目的とした管理手法。

SMED (Single Minute Exchange of Die)
段取り替えの短縮手法。金型や治具の交換を迅速化し、ダウンタイムを最小限に抑える手法。

SPC (Statistical Process Control)
統計的工程管理。製造工程のばらつきを統計的に管理し、品質を維持する方法。

FMEA (Failure Mode and Effects Analysis)
故障モード影響解析。製造工程の潜在的な問題を特定し、影響を最小限にするための分析手法。

品質・安全管理関連

ISO (International Organization for Standardization)
国際標準化機構。製造業では品質管理(ISO 9001)や環境管理(ISO 14001)の規格が重要。

QC (Quality Control)
品質管理。製品の品質を一定に保つための管理手法。

QA (Quality Assurance)
品質保証。製品の品質が基準を満たしていることを保証する活動。

TQC (Total Quality Control)
全社的品質管理。企業全体で品質改善に取り組む管理手法。

COQ (Cost of Quality)
品質コスト。品質不良によって発生するコストや、品質向上のための投資を評価する概念。

6σ (Six Sigma)
シックスシグマ。工程のばらつきを最小限にし、不良品を減らすための品質管理手法。

生産・物流管理関連

SCM (Supply Chain Management)
サプライチェーン管理。原材料の調達から製造、流通、販売までの一連の流れを最適化する手法。

FIFO (First In, First Out)
先入先出し。最初に入庫した材料や製品を最初に使用・出荷する在庫管理手法。

LIFO (Last In, First Out)
後入先出し。最後に入庫したものを最初に使用・出荷する在庫管理手法。

WIP (Work In Progress)
仕掛品。製造工程の途中にある製品や半製品。

EOL (End of Life)
製品寿命の終了。製品の生産やサポートが終了する時期を指す。

RFID (Radio Frequency Identification)
無線周波数識別。ICタグを使った在庫管理や物流管理の技術。

設備・保守関連

CMMS (Computerized Maintenance Management System)
コンピュータ化保全管理システム。設備の点検・修理を効率的に管理するシステム。

MTTR (Mean Time To Repair)
平均修理時間。設備の故障から復旧までにかかる平均時間。

MTBF (Mean Time Between Failures)
平均故障間隔。設備が故障せずに稼働する平均時間。

PDM (Predictive Maintenance)
予知保全。センサーやデータ分析を活用して、設備の故障を予測し、計画的にメンテナンスを行う手法。

CBM (Condition-Based Maintenance)
状態基準保全。設備の状態を監視し、必要に応じて保守を行う方法。

エンジニアリング・設計関連

CAD (Computer-Aided Design)
コンピュータ支援設計。製品設計を効率化するためのソフトウェア技術。

CAM (Computer-Aided Manufacturing)
コンピュータ支援製造。製造プロセスを自動化・最適化するための技術。

CAE (Computer-Aided Engineering)
コンピュータ支援工学。シミュレーションや解析を行う技術。

PLM (Product Lifecycle Management)
製品ライフサイクル管理。製品の企画から設計、製造、廃棄までを管理する手法。

DFM (Design for Manufacturability)
製造容易性設計。製造しやすい設計を考慮してコストや不良率を低減する手法。

DFA (Design for Assembly)
組立容易性設計。部品の組み立てを簡単にするための設計手法。

GD&T (Geometric Dimensioning and Tolerancing)
幾何公差。設計図面における寸法や公差を明確にするための表記方法。

まとめ

英語の略語を知っておくことで、


ビジネスコミュニケーションがスムーズになる
文書や会議での理解度が向上する
海外取引や国際会議で適切に対応できる
業界知識としての専門性を高められる

特に、外資系企業・海外との取引があるビジネスパーソン、グローバルな業界で働く人は必須のスキル です。
最低限の略語は押さえておくと、ビジネスの場で大きな強みになります!

略語にする前の意味も難しいフレーズも多くあります。わからないことは周りに聞いて、どんどん吸収していきましょう!

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